ＯＲＡＣＬＥ／オラクルＰＬ／ＳＱＬリファレンス（トリガー）

トリガー（TRIGGER）

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トリガーの構文

CREATE OR REPLACE TRIGGER トリガー名　{ BEFORE \| AFTER } 　{ INSERT OR UPDATE OR DELETE } 　ON 表１　[ FOR EACH ROW ] 　{ AS \| IS } 　　/*　宣言セクション / BEGIN 　　/　実行可能セクション / EXCEPTION 　　/　例外セクション */ END [トリガー名];
表１が更新されたタイミングでBEGINセクションの処理が実効されます。 ●起動タイミング　　BEFORE　：　表１が更新される前にトリガーが起動される。　　AFTER　　：　表１が更新された後にトリガーが起動される。 ●トリガーイベント文　　INSERT　：　表１に、INSERT処理が実効されたタイミングでトリガーが起動される。　　UPDATE ：　表１に、UPDATE処理が実効されたタイミングでトリガーが起動される。　　DELETE　：　表１に、DELETE処理が実効されたタイミングでトリガーが起動される。 ●行トリガー/文トリガー　　「 FOR EACH ROW 」キーワードが付いてる場合は行トリガー。付いてない場合は文トリガーとなる。　　　　行トリガー　：　更新対象の１レコードにつき1回トリガーが起動される。3行更新された場合は、　　　　　　　　　　　　　3回起動される。　　　　文トリガー　：　対象のテーブルが更新されると、１回だけ起動される。

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例１）　表「emp」のトリガー「sample_tri」の実効条件は、以下のようになる。
　　　　　　　起動タイミング　：　DB更新前にトリガー起動
　　　　　　　トリガーイベント　：　INSERT または　UPDATE　または　DELETE
　　　　　　　文トリガー

create or replace trigger sample_tri
　before delete or insert or update
　on emp

begin

　dbms_output.put_line('更新！！');

end sample_tri;

例２）　表「emp」のトリガー「sample_tri」の実効条件は、以下のようになる。
　　　　　　　起動タイミング　：　DB更新後にトリガー起動
　　　　　　　トリガーイベント　：　UPDATE
　　　　　　　行トリガー

create or replace trigger sample_tri
　before update
　on emp
　for each row

begin

　dbms_output.put_line('-------------------------');

　-- 変更対象レコードのキー項目「EMP_ID」の値を表示
　dbms_output.put_line('EMP_ID：' || :old.emp_id);

　-- 変更前の項目「salary」の値を表示
　dbms_output.put_line('変更前データ：' || to_char(:old.salary));

　-- 変更後の項目「salary」の値を表示
　dbms_output.put_line('変更後データ：' || to_char(:new.salary));

end sample_tri;

更新前の、表「emp」のデータ

SQL> select * from emp;

EMP DEP NAME        SALARY
--- --- ---------- -------
E01 D01 なまえ１       100
E03 D02 なまえ３       300
E04 D05 なまえ４       200

表「emp」を更新して、例２のトリガーを起動する。

SQL> update emp set salary = 500 where salary >= 200;
-------------------------
EMP_ID：E03
変更前データ：300
変更後データ：500
-------------------------
EMP_ID：E04
変更前データ：200
変更後データ：500

2行が更新されました。

SQL>
SQL> select * from emp;

EMP DEP NAME           SALARY
--- --- ---------- ----------
E01 D01 なまえ１          100
E03 D02 なまえ３          500
E04 D05 なまえ４          500

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